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0は実現可能な0に分割できる!

不良ゼロ・故障ゼロのテーマを徹底的に分解していくと...

ある現象は、それを構成している要素に分解できます。また、分解した要素も、さらに下位の概念の要素に分解できます。現象は段階的構造になっています。一方、現象は何かの結果であり、その因果関係を司る要因が存在するし、構成していた要素にも同じ因果関係にある要因があります。つまり現象というのは、時系列的に段階構造に分けられ、上位の現象は下位の要因を排除すれば発生しなくなります。因果関係は直接的なものだけとは限りません。また一対一の関係だけでなく、統計的因果関係や論理的な因果関係などもあり、下位の要因がすべて関わっている場合もあります。
この考えをゼロのモノづくりに当てはめると、不良・故障ゼロのテーマを徹底的に分解していくと、人に関わる要因は支配可能な状態であり、その問題を排除すればゼロは実現できます。緻密な要因分析とその要因を確実に潰していく地道な取り組みこそがゼロ活動であり、それ以外に道はありません。