Quality

0のピラミッド構造

0のピラミッド構造とは

一般的に、下位の概念の目標を達成する前に、上位の概念をターゲットに掲げてしまうと、現場では下位の概念をなおざりにし、期待されるような結果を出せないケースが多く見受けられます。地球に優しいモノづくりというテーマにおいて、0の最高段階である「ゼロ・エミッション」を実現するためにはまず、環境に対する意識改革の徹底と、日頃からの小さなトラブル・ゼロ活動の実践が大切です。小さなトラブルを無視し、日々の改善活動を行わない工場に、不良ゼロ・故障ゼロの実現はありえないし、ストックレス生産など夢のまた夢と言えるでしょう。
環境問題にはまだ新しい分野のテーマが多く、そのため従来の経験の蓄積がなくても、ある程度の成果が期待できる場合があります。しかし現場でトラブルが発生し、製品に問題が発生すると、そうした成果のすべてが水の泡となってしまうことを忘れてはいけません。