信頼性試験
Reliability
Test
信頼性試験

振動試験(複合タイプ)

概要

使用環境における振動と温度及び湿度に供試品が耐えうるかどうかを確認する試験です。
特に自動車エンジンルームの環境はこの3条件が共に非常に厳しいため、この試験が必須になっています。

詳細

1.設備の特長
・正弦波振動試験、ランダム振動試験、衝撃試験に対応可能
・広い最大試験周波数範囲(5~3kHz)
・水平加振可能
・「振動+ 温度+ 湿度」の複合環境ストレスを印加可能
2016年1月より水平テーブルでも対応可能 2.試験の種類
・正弦波振動試験
正弦波を連続的に印加します。
振動数を連続的に変化させる掃引試験と固定振動数での試験があります。
・ランダム振動試験
同時に様々な振動数の成分を含んだ波形を印加します。実際の振動環境に近い試験となります。
・衝撃試験
短時間に大きな衝撃を印加する試験です。
ランダム試験と同様、広い振動成分を持ちます。また、正弦半波、ノコギリ波、台形波、三角波等に対応可能です。
3.試験前後の調査
試験前後の状態変化を確認するための、断面研磨・観察・分析や強度試験・剥離試験・硬さ試験等の各種評価の対応が可能です。

設備紹介1

■複合振動試験機①②
メーカー:IMV株式会社
型式:i230/SA2M
振動数範囲:5Hz~3000Hz
正弦波加振力:16kN Max
ランダム波加振力:11.2kN rms Max
ショック波加振力:32kN Max
最大加速度:1250m/s2 (128G) Max
最大積載重量:300kg Max
温度範囲(※1) :-40℃ ~ +150℃
湿度範囲(※1) :20%RH ~ 98%RH
※1 温湿度負荷は垂直方向のみ

設備紹介2

■複合振動試験機③
メーカー:EMIC株式会社
型式:F-35000BDH/LA36AW + VC-102DWMY(53S)P3TH/V
振動数範囲:(DC)~2200Hz
正弦波加振力:35kN Max
ランダム波加振力:128.0kN rms Max
ショック波加振力:87.5kN Max
最大加速度:1471m/s2 (150G) Max
最大積載重量:400kg Max
温度範囲(※2) :-70℃ ~ +180℃
湿度範囲(※2) :30%RH ~ 98%RH
※2 水平テーブル使用時も温湿度負荷対応可能

試験用途

・JIS、IEC、MIL等規格に対応した試験
・自動車部品の複合振動試験
・鉄道部品の複合振動試験
・梱包振動試験
・共振周波数の確認
試験中に最大3箇所のモニタリングが可能です。
加速度センサによるモニタリングだけでなく、非接触での測定用に、レーザードップラ測定機も用意しております。
また、ひずみゲージによるひずみのモニタリング実績もあり
ます。
・振動試験+ 通電試験
・振動中の電圧、抵抗、温度等のモニタリング
・振動再現実験
実際に測定した加速度波形を入力、印加することも可能
です。
・振動の可視化
ストロボスコープによる可視化対応
・実装基板のはんだクラック発生有無の確認
その他、御要望に応じて正弦波振動、ランダム振動、衝撃試験、試験中の特性モニタリング、試験前後の特性確認等、ご相談いただければ、検討致します。

対応規格

JIS C 60068-2-6 電気・電子-正弦波振動試験方法
JIS C 60068-2-27 電気・電子-衝撃試験方法
JIS C 60068-2-64 電気・電子-広帯域ランダム振動試験験方法
JID D 1601 自動車部品振動試験方法
JIS Z 0232 包装貨物-振動試験方法
MIL-STD-202F Method214 RANDOM VIBRATION等

まとめ

弊社では、複合試験後のサンプルの状態検査を破壊・非破壊含めて実施しております。
また、クラックなどの故障が発生した場合の故障解析も承っております。

標準価格

●基本料金:30,000円
●試験料金:【振動試験】(9時間まで)38,000円、(9時間以上1時間毎)4,000円  【複合振動試験】(9時間まで)46,000円、(9時間以上1時間毎)5,000円
※その他衝撃試験など別途相談

  • 複合振動試験機 EMIC F-35000BDH
  • 複合振動試験機 IMV i230