ストロボスコープを使用し、振動中のサンプルを可視化観察することができます
概要
ストロボスコープを使用することにより、振動中の供試品の動きを可視化することができます。
詳細
正弦波振動試験時等、一定周期で繰り返し動作しているものに、一定間隔で発光するストロボを当てることにより、発光時のサンプル状態を強調して確認することができます。
発光間隔を調整することにより、静止状態、スローモーション状態の形で観察することが可能です。
大掛かりな準備をすることなく、手軽にスローモーション状態の観察をすることが可能です。
目視不可能な振動数で振動しているサンプルにおいても、静止状態・スローモーション状態を模擬できるため、共振時のサンプルの振動等を観察することが可能となります。以下の条件での観察事例を紹介いたします。
サンプル:30Hzの正弦波振動
ストロボ:29Hzで発光
30Hzの正弦波振動と29Hzのストロボ発光時の振幅をプロットしたものが下図となります。
発光時の振幅に着目すると、1Hzの正弦波振動として観察できます。
設備紹介
複合振動試験
メーカ:(株)菅原研究所
型式:STROBODRIVER MS-230DA, SLA-141A
発光周波数:1~441.67Hz

試験用途
一定周期で繰り返す動作の簡易確認します。
(例)正弦波振動試験中のサンプルの動作の確認

肉眼では上のようにしか見えない動きが下の連続写真のように可視化できます。