試料作製
Sample
Preparation

超音波切断機を使用した断面研磨作製

概要

超音波切断機とは、従来の回転式の切断ブレードに超音波振動を加えながら切断を行う装置です。
断面観察を必要とする試料の必要な位置を高精度で切ると共に、Polish Cut効果で「切る」「磨く」を同時に行い、断面観察用試料作製の省力化/時間短縮に貢献し、観察に適した断面を作製します。

超音波切断の3つのメリット

1.細かい追い込み研磨でサンプルが消失せず手元に残ります。
2.加速試験等をした脆い状態のサンプル(ガリヒ素材料など)の切断に有効です。
3.追い込み研磨が不要になるため、納期短縮が実現します。

X線によるスケルトンカット

外側から目視不可能な素材でも的確な切断が可能です。
X線画像等の画像データと装置モニター画像を重ね合わせることで、装置モニターに映る外観からは確認できない内部の切断狙い位置を把握することができます。

設備紹介

・刃厚:ブレード2枚 ♯325(0.5mm)、♯1200(0.4mm)
・ブレード回転数:1000rpm、3000rpm、4000rpm、8000rpmの四種類から選択可
・サンプル加工が可能な厚み:最大100mmφ