プリント配線板のスルーホールメッキの仕上がり確認において、X線による非破壊観察の後、研磨による破壊観察を行い、不良状態を直接確認します。

均一電着性(スローイングパワー)の確認
断面観察によりスルーホール内のCuめっき厚の均一性を確認できます。

断面から、NCドリル時の穴加工性を確認します。

内層接続部のCu箔接続状態を確認。

穴壁面のガラスクロスへのめっき染み込み量を確認します。

内層接続部のスミアの有無を確認する。

ホットオイル試験により、スルーホールの銅めっきの密着性や断線の有無を確認します。

環境試験後に、スルーホール内壁のめっきの剥がれや、基板の層間の剥がれの有無を観察します。

フレキシブルプリント配線板(FPC)は通常の機械研磨では、ダレや段差がでるため、ミクロトームによる断面作製を行います。

スルーホール内壁部のクラックSEM画像です。
