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事例紹介

  • 分析・故障解析2014/04/03

食品中のアレルゲン分析

目的

アレルゲンとは、アレルギー症状を引き起こす物質の事を指します。現在のところ、食物アレルギーに対する有効な治療法が確立されていないため、原因である食品の摂取を避ける事が基本的な対策となっています。従って、食物アレルギーを持つ消費者に対して正確な情報を伝える事が不可欠。具体的には、法律で表示義務が定められた7品目の特定原材料が、商品に含まれていないかを検査します。本検査は最終製品のみならず、コンタミネーションの確認にもご利用いただけます。クオルテックでは消費者庁通知に則った検査方法により、信頼性の高い結果を迅速にご報告いたします。

食品中のアレルゲンについて

食品中のアレルゲン物質の含有有無を検査。

【特定原材料】表示が義務化された7品目
・小麦・卵・乳・そば・えび・かに・落花生

【特定原材料に準ずるもの】表示が推奨された20品目
・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

食品中のアレルゲン分析

食品アレルゲン分析のプロセス

食品中のアレルゲン分析は、消費者庁通知に従った信頼性の高い方法で行います。

1.検体の前処理(1日)
特定原材料は、食品中で不均一に分布しているため、分析前に粉砕器で破砕し均質化を行います。均質化した試料へ検体抽出液を混合して液体状にした後、振とう機にかけて成分抽出を行います。最後に、この抽出液を遠心分離機にかけ、上澄み液を検査用の測定溶液とします。
  ↓
2.ELISA(エライザ)法による定量検査(2日)
詳細は後述します。
  ↓
3.PCR法(3日)またはウェスタンブロット法(2日)による確認検査
詳細は後述します。
  ↓
4.分析結果をお客様へ報告
検査終了直後の速報と、検査結果をまとめたレポート作成&提出。

食品中のアレルゲン分析

ELISA(エライザ)法による定量検査

抗原抗体反応を用いて、特定原材料を検出する方法です。反応させた後に吸光度を測定し、特定原材料由来のタンパク質の含有量を確認。10μg/gの濃度を基準として陽性・陰性の検査を行います。ただし、偽陽性の事例がいくつか報告されているため、10μg/g以上含有する(陽性の)場合は、PCR法またはウェスタンブロット法による確認検査が必要です。
検査対象:小麦、卵、牛乳、そば、落花生、甲殻類

食品中のアレルゲン分析

PCR法による確認検査

対象となる特定原材料の遺伝子を検出する方法です。食品中のDNAを抽出精製して、分光光度計を用い、精製度の確認と定量を行います。精製の確認後、遺伝子の増幅を行い、増幅産物を分析します。小麦、そば、落花生、えび、かにの確認検査に用いることができます。ただし、牛肉と牛乳、卵と鶏肉など同じ遺伝子が含まれる加工食品の陽性判定はできません。
検査対象:小麦、卵、牛乳、そば、落花生、甲殻類

食品中のアレルゲン分析

ウエスタンブロット法による確認検査

PCR法では検出できない卵と鶏肉など同一遺伝子が含まれる検体の検査に使用します。電気泳動によって分離したタンパク質を膜に転写し、ELISA法と同様に抗原抗体反応を用いて検出。ELISA法より偽陽性が現れにくく、目的のタンパク質かどうかを分子量で識別出来ます。従来の電気泳動では分離しにくかったフラグメントも分離し、高感度で解析することができます。
検査対象:卵、牛乳

食品中のアレルゲン分析

アレルゲン検査に関する注意事項

・前処理工程は、成分抽出に一晩かかります。
・ELISA法は、異なった2種類のキットを使用するため、検査のみで7時間が必要です。
・PCR法とウェスタンブロット法は、ELISA法の検査終了後に検査を行います。
・PCR法は、対象のDNAを増幅する前に、DNAの精製度の確認が必要になります。

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