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事例紹介

  • 分析・故障解析2021/02/08

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)(液打ち)前処理を用いた定性分析、定量分析

概要

・試料中の目的成分を薬液で抽出し、その薬液を分析することで試料中の目的成分の分析(定性・定量)をします。
・濃度を変えた既知試料を測定し、その検出強度と濃度から検量線を作成して、未知試料の濃度測定が可能となります。

特長

・オートサンプラを用いるため、分析試料量の再現性が高く、定量分析時の精度が良いです。
・様々な前処理を併用することで、幅広く分析可能です。

各種前処理(材料に併せてカスタマイズしますのでご相談ください)
・常温粉砕 : プラスチック材料の粉砕など
・凍結粉砕 : ゴム系材料の粉砕など
・超音波抽出 : 粉砕後の試料からの抽出
・遠心分離 : ~12000rpmまで対応
・溶剤抽出 : 水系、有機溶剤系など
・固相抽出 : C18系、陽・陰イオン系など
・その他 : 気体捕集管など

前処理例:ゴム中の添加剤の定量分析
凍結粉砕 ⇒ 超音波抽出 ⇒ 遠心分離 ⇒ 抽出液を分析し、添加剤の定性・定量分析

改良前後のはんだペースト中有機成分の定性分析

前処理:溶剤抽出

超音波抽出

 ↓

遠心分離

 ↓

上澄みをGC/MS分析

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)(液打ち)前処理を用いた定性分析、定量分析

考察

改良前後では、質量分析結果からワックス系成分と推定される成分と添加成分1に差異がありました。改良後ではワックス成分を沸点の高いものに変更したことで、はんだ溶融時に有利に働くように成分を調整したものと推定しました。ロジン系材料は同じ位置にピークが存在していることから、ロジン系材料には変更はないものと思われます。

設備紹介

・型式:オートインジェクタAOC-20i
    オートサンプラAOC-20S

・メーカ:(株)島津製作所

【オートインジェクタ】
・注入方式
 マイクロシリンジによる液体サンプル注入

【オートサンプラ】
・使用可能温度範囲:0℃~60℃

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)(液打ち)前処理を用いた定性分析、定量分析

分析用途

・液体成分分析
・各種溶液の微量成分、添加剤成分分析
・固体等の溶媒抽出後の成分分析
・溶液中の成分濃度分析(標準物質またはリファレンス試料の提供が必要です)

こちらの記事もあわせてご覧ください

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)の原理と特長

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